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憲法

2017年10月25日 (水)

与野党改憲派「奇跡的な結果をいただいた。天の時」日本会議決起集会

台風のさなか史上最低の投票率、たった25%の支持の自民党、安倍筆頭の日本会議が改憲に向けた集会を開いた。


<日本会議系集会>「今こそ憲法改正を」決議を採択(gooニュース20:23)

>日本会議が事務局の民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が25日、東京都内で集会を開いた。衆院選で、改憲に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2を大きく上回る勢力を確保したことを受け、「今こそ9条を改正し、自衛隊の存在を明記することが求められている」とする決議を採択した。

>集会には、自民党と日本維新の会の議員を含む約700人(主催者発表)が参加。自民党の衛藤晟一首相補佐官は「自公両党で3分の2を確保し、奇跡的な結果をいただいた。(改憲に向けて)天の時を得た」と表明。

この衛藤補佐官の言いよう。「奇跡的な結果をいただいた。天の時を得た」って小選挙区制という欠陥制度に助けられ、たった25%の得票率で一体何を。あの台風のせいで半分以上の有権者は投票に行けなかった。というよりそれどころではなかった。避難勧告の出ていた地域もあるのに、選挙どころでなかったはずだ。NHK職員のバイトからも死人が出ているし、国民が被害に苦しんでいるのによくこうもぬけぬけと言えるものだと思う。

国民より自分たちの憲法改正という野望を優先する悪党の集まり、日本会議をなぜ支持者はおかしいと思わないのだろう。改憲草案自体、改正などという可愛いものでなく、「新憲法制定」というべき危険なものだ(拙記事に特集)。支持者は基本的人権すら削除された憲法草案を知っていて支持しているのだろうか。

今回の選挙で大きく改憲のアピールはしなかったが、案の定「主戦場は憲法審査会」などと調子づいている。彼らの目的が9条改正だけでなく、新憲法制定にあることを皆、もっと気付いてほしい。

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2017年10月21日 (土)

安倍さん、憲法改正というが、あんたの言うのは『新憲法制定』では?

 最近、憲法改正があちこちの政党で叫ばれているが、個人的に違和感がある。確かに問題になっているのは9条だったり教育関係の条項だったりプライパシー権、生存権だったりする。しかし自民党の改憲草案を眺めると根本的に内容も方向性も違う。

明治憲法を再現したような作りで、教育勅語的な感性が垣間見える。

参照自民党公式HP-憲法改正推進本部-日本国憲法改正草案全文

現行憲法から大きく後退し、民主主義を失いかねない問題点が8つほどある。

ここで自民改憲草案と、現行憲法とを順番に見ていこう。


①まず前文。憲法とはそもそも政府の暴走を縛るためのものであるのに、『国民を縛るもの』に変異しているのだ。戦前の反省をもとに、軍事政権の誕生を警戒し、先達が作り上げたものだというのに、今の自民ときたら、戦前に戻ってまた好き放題して臣民を殺したいらしい。
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②また『国民は国旗と君が代を尊重しなければならない』と書かれている。国旗はともかく、どうしてそこまで『君が代』にこだわるのかわからない。オリンピックで歌ってもらいたいなら、みんな楽しく歌える「上を向いて歩こう」などに変えたらどうか。『君が代』なんぞのような、陰気くさく、歌詞も古今和歌集からとってイギリス人に作ってもらったようなものをなぜ使い続けるのか。


③次にご存じ『国防軍の創設』。でも同盟の約束により、出兵時には米軍の指揮下にはいりまーす。

④そして『表現の自由』項目の改訂。個人的に腹が立つのは
『公益および公の秩序を乱す行為をしない限り国民は『個人』として尊重される』
という文言。いったい何様なのだろうかと思う。別に政府に『許可』をいただいて生きていたくはないんですが。共謀罪と同じく、おそらく政府の恣意的な判断で罪人を決めていくつもりなのだろう。

⑤政教分離の緩和

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左にあるように、上は改正案、下が現行憲法。

現行では宗教団体が国政に関わることを禁じている一方、改正案では
「社会的儀礼・習俗的行為の範囲を超えないものについてはこの限りではない」
とちゃっかり公明党や幸福実現党、神社本庁などの国政介入を認めてしまっているのだ。


















⑥昨今問題視される『緊急事態条項の新設』
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これはご存じのように総理大臣が緊急事態と判断すれば、内閣に権力を集中させられる、最強のカードである。期間をいくらでも延長できるため、ほぼ無制限に独裁体制を築ける。歯止めとなる第三者機関がないためにこれを発動されると我々国民は止める術を持たない。よく例に挙げられるヒトラーと同様、かつてフィレンツェでもメディチ家がこの手法をとり、長く独裁体制を築いた。世界的にいっても珍しくないやり口なのである。

⑦そしてこれが重要。なんと「基本的人権」がない。
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現行憲法にある「侵すことのできない永久の権利」という条項そのものが削除されている。自民党の思い描く国家像がこれではっきりと浮かび上がる。彼らにとって臣民は国家に従い、殉じるべきもので、権利など無用と考えているのである。

安倍支持者たちは本当にこれでいいのだろうか。これからは「生きる権利」すら奪われてしまうというのに。「マイナンバー」などがこの前提で扱われた日には、それこそ人間が番号で呼ばれる日が来るだろう。

























⑧国民に憲法を遵守させる項目が加えられる。
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上が改正案、下が現行。
『憲法尊重擁護義務』なるものが付け加えられ、「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」と余計おせっかいが書かれている。

現行憲法すら守らない安倍さんが言うことですかね?
だけど自分が作った憲法は破ったら許さないよ、と。どこまで国民をなめくさっているのでしょうか。












































最後にこの改憲案起草メンバーを上げておく。彼らには絶対投票すべきではない。いくら安倍さんを批判していても、本音はこちらである。同意してサインしている時点で国民への背信行為である。
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これほど現行憲法と違うのに、「憲法改正」という狭い視野で論点を矮小化するメディアは万死に値する。大体現行憲法において「公務員は憲法を擁護する義務を負う」と書かれてあるのに平気で破る総理をなぜ批判しない。

そして「憲法を守れ!」という人々を「護憲派」なる言葉で勝手に括り、いかにも「そういう思想勢力」のように語るのはいかがなものか。現行憲法を守るのがまず筋であろうに。

メディアが政権の側にあるというのは事実なのかもしれない。

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