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憲法

2018年1月 4日 (木)

いろいろ腹立たしいこの日本 改憲についてのエトセトラ――朝生テレビウーマン村本叩きについて私論

三が日があっという間に終わり、またあの忙しない日常が戻ってくる。テレビをつければ安倍の悪党そのものの顔がたっぷりと流れ、せっかくの雑煮がまずくなった。

何なのだ、あの似合わないゴルフ姿は。何でゴルフにこだわるんだ。

キャスターも他人事のように報じてるんじゃないよ。国民のほとんどは安倍政権下での改憲は反対なんだ。


『9条改憲「不要」過半数 国会論議「急がず」67% 憲法世論調査』東京新聞 2018年1月3日 朝刊 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201801/CK2018010302000118.html?ref=rank

選挙では主な争点ではなかったくせに、勝ったら経済政策をほっぽり出して『改憲へ意欲』だと。押し付けられた憲法と言う割に対米追随がすぎる政権。向こうの言い値でお買い上げだ。前回も言ったように無人の米軍住宅に年20億遣う念の入れようである。

そもそも自民議員自体、憲法についての知識がまったくない。憲法学者の小林節氏は9条改正派だが、自民議員への憲法勉強会を担当して考えが変わったそうだ。

現行憲法の条文を読んでいないばかりか、安倍のようないい加減な独りよがりの理解をし、いくら講義しても受け付けないのだという。学者である氏に対して説教し出す有様で、実際国会で無知をさらす議員たちを見れば、さもありなんと思う。

ところで最近ネットで話題のウーマンラッシュアワーの村本が、朝生に出て袋叩きに遭ったらしい。三浦瑠麗だの落合陽一だの、いい加減なメンバーが出ていたので私はスルーしていた。後で調べたところ、9条についての村本の知識のなさに批判が集まっているようだ。

袋叩きも…元旦『朝生』のウーマン村本は全然間違っていない! 本当のバカは三浦瑠麗と落合陽一だ (リテラ 2018.01.02.)

経緯を見るに、問題の本質は村本の知識のなさや言動でもない気がした。自称『知識がある学者』らしい御用学者が、気に入らない村本に対して小理屈をこね、あたかも彼が無知で国民を見下す芸人であるかのように『印象操作』しているように見受けられた。


>井上「ちょっと質問していいですか。村本さんはじゃあね、非武装中立ね、それは本当に一番筋が通ってるけど、私は間違った理想だと思いますが、ただ多くの人は本当に非武装中立が何を意味するか理解しないで言っているわけね。じゃあ、攻撃されたらどうしますか?」
>村本「なぜ攻撃されるんですか」
>井上「いや、それを言ってんの。侵略されたら、いや、侵略されないに越したことはない。じゃあ、もし侵略されたらどうするんですか。白旗を挙げて降参なの?」
>村本「僕はそっちかなと思います」
>井上「そしたら侵略者に対して侵略のインセンティブを与えちゃうよね。それでいいの?」
>村本「なぜ侵略される、意味が分からないんですよ」
>落合陽一「だって知らない人に通り魔で刺されたりするでしょ?」
>村本「だからなぜ中国や北朝鮮が日本を侵略するという発想になるのか、私は分からない」

>三浦「村本さん納得してないから、だから結局なんで納得しないかっていうとこうやって世代の差があって、基本的に戦争が身近だった世代から田原さんみたいに、村本さんみたいに戦争が身近じゃない世代になっていって、別にいま東京侵略しても経済的にね見返りないでしょ、と。でいま商売したほうが儲かるじゃんっていう発想に立ってるわけです、でもその人たちが見失っている大事な点は……」
>村本「全然そんなこと言ってないですよ」

このやり取りを見るだけでも、『知識の豊富な』方々は知識はあるか知らないが、論理の組み立てが無茶苦茶なのがよくわかる。相手の揚げ足取りに気を取られるあまり、意味の分からないことを言っている。


『通り魔で刺される』とか『経済的に見返りがない』とか、安全保障上の問題から遠いところから例題を持ち込み、無理やりに持論を正当化している。とくに三浦のいかにも「俯瞰して話してます」的な態度での議論の捻じ曲げ方は呆れを通り越して不快である。それを言うならあんたも無茶苦茶戦後世代だろう。わかって言っていないのは同じなのである。



最近、こうした「みそもくそも一緒くたにした」論理を展開する輩がメディアに多く登場するようになった。学校で、クラスに一人はこういった「とにかく気に入らないお前がおかしい」論を展開するタイプはいるものだが、それが学者として飯を食っているのはいただけない。

日米安保を議論する以前の問題で、本来なら村本が言う「非武装」論の中には「どこまでが戦力か」「外交努力において危機を回避する術は」「現行憲法下で戦力不保持となっているのにもかかわらず、政権がロシアまで射程になる長距離ミサイルや空母を建造予定なのはなぜか。改憲ありきで武器を購入しているのか」
などの議論があってしかるべきではなかろうか。村本の意見をよってたかって潰すことに意味があるとは思えない。

個人的に、自民の言う9条改正(あるいは加憲)には違和感がある。現行憲法下で「戦力不保持」であり、自衛隊を持つことが許されている(詭弁なのは確かだが)のに、なぜ彼らはわざわざ馬鹿正直に憲法条文を変え、改めて「戦力」あるいは「軍隊」としておおっぴらにアピールしたいのだろう。

あれだけ詭弁とズルが得意な連中が、他国から「ずるいぞ」と言われたとして、「そうですね。正しく書きかえます」とするのがわからない。結局はアメリカの要請に応じて派兵するには、「公に認められた」軍隊あるいは戦力でないと困るからなのではないか。

日本という国家を敵国から守るだけが目的なら、いくら他国から非難されても、わざわざ条文を変える必要はないし、「これは軍ではなくあくまで脅威に対する自衛組織だ」と説明すればよい。実際、これまで日本はそうしてきた。

それをいまさら「時代に合わない」とか言って改正に議論なく持ち込むのは、非常に違和感を覚えるのだ。

宗主国の取り巻く状況が変わり、どこからかそうしろと圧力があったのでは?と勘ぐりたくなる。

だから、村本の件でも、論じるべきは改正の必要性であって、安全保障の問題ですらない気がするのだ。

結局感じるのは安全保障上の問題、とくに中国や韓国の問題と絡めることにより、軍隊の必要性という問題へとすり替え、改正は必要という議論へ持っていこうとしているように思えてならない。

あくまで改正が必要なことと、安保、自衛隊=戦力の不保持の問題は分けて考えるべきだ。それを一緒に論じるからこじれて批判合戦になってしまうのではないか。


安保の問題には『中国憎しの領土問題』『日米同盟の必要性と核の傘』『核武装論』などのややこしい問題がついてくる。たいていこれらは一緒くたに論じられ、大抵は『中国がやってくるから軍は必要』という感情的で乱暴な話に終始する。


しかも私たちはそれ以前に『安倍にこれ以上憲法をいじらせたくない』という問題も悩まねばならず頭が痛い。

もちろんさまざまな意見があるだろうし、私の考えが気に入らない方も多くいらっしゃると思われる。絶対正しいことなんて存在しないし、相手と意見が違うからと「無知だ」「わかっていない」「論じる資格ない」などと攻撃する必要もない。

知識があって肩書があることと、その人が正しいこととはイコールではない。私は大学時代にそれを身に染みて学んだ。直感的に「おかしい」と感じて発言する庶民の方が、どれだけ本質を見抜いているか。



私は素人なのでこのような言い方でしか論じられないが、専門家ならもっと、複雑化した国際状況を俯瞰しながら、問題をひとつずつ切り分け、整理することが可能と思われる。それをしないで村本を批判だけした出演者は論外だろう。

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2017年10月25日 (水)

与野党改憲派「奇跡的な結果をいただいた。天の時」日本会議決起集会

台風のさなか史上最低の投票率、たった25%の支持の自民党、安倍筆頭の日本会議が改憲に向けた集会を開いた。


<日本会議系集会>「今こそ憲法改正を」決議を採択(gooニュース20:23)

>日本会議が事務局の民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が25日、東京都内で集会を開いた。衆院選で、改憲に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2を大きく上回る勢力を確保したことを受け、「今こそ9条を改正し、自衛隊の存在を明記することが求められている」とする決議を採択した。

>集会には、自民党と日本維新の会の議員を含む約700人(主催者発表)が参加。自民党の衛藤晟一首相補佐官は「自公両党で3分の2を確保し、奇跡的な結果をいただいた。(改憲に向けて)天の時を得た」と表明。

この衛藤補佐官の言いよう。「奇跡的な結果をいただいた。天の時を得た」って小選挙区制という欠陥制度に助けられ、たった25%の得票率で一体何を。あの台風のせいで半分以上の有権者は投票に行けなかった。というよりそれどころではなかった。避難勧告の出ていた地域もあるのに、選挙どころでなかったはずだ。NHK職員のバイトからも死人が出ているし、国民が被害に苦しんでいるのによくこうもぬけぬけと言えるものだと思う。

国民より自分たちの憲法改正という野望を優先する悪党の集まり、日本会議をなぜ支持者はおかしいと思わないのだろう。改憲草案自体、改正などという可愛いものでなく、「新憲法制定」というべき危険なものだ(拙記事に特集)。支持者は基本的人権すら削除された憲法草案を知っていて支持しているのだろうか。

今回の選挙で大きく改憲のアピールはしなかったが、案の定「主戦場は憲法審査会」などと調子づいている。彼らの目的が9条改正だけでなく、新憲法制定にあることを皆、もっと気付いてほしい。

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2017年10月21日 (土)

安倍さん、憲法改正というが、あんたの言うのは『新憲法制定』では?

 最近、憲法改正があちこちの政党で叫ばれているが、個人的に違和感がある。確かに問題になっているのは9条だったり教育関係の条項だったりプライパシー権、生存権だったりする。しかし自民党の改憲草案を眺めると根本的に内容も方向性も違う。

明治憲法を再現したような作りで、教育勅語的な感性が垣間見える。

参照自民党公式HP-憲法改正推進本部-日本国憲法改正草案全文

現行憲法から大きく後退し、民主主義を失いかねない問題点が8つほどある。

ここで自民改憲草案と、現行憲法とを順番に見ていこう。


①まず前文。憲法とはそもそも政府の暴走を縛るためのものであるのに、『国民を縛るもの』に変異しているのだ。戦前の反省をもとに、軍事政権の誕生を警戒し、先達が作り上げたものだというのに、今の自民ときたら、戦前に戻ってまた好き放題して臣民を殺したいらしい。
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②また『国民は国旗と君が代を尊重しなければならない』と書かれている。国旗はともかく、どうしてそこまで『君が代』にこだわるのかわからない。オリンピックで歌ってもらいたいなら、みんな楽しく歌える「上を向いて歩こう」などに変えたらどうか。『君が代』なんぞのような、陰気くさく、歌詞も古今和歌集からとってイギリス人に作ってもらったようなものをなぜ使い続けるのか。


③次にご存じ『国防軍の創設』。でも同盟の約束により、出兵時には米軍の指揮下にはいりまーす。

④そして『表現の自由』項目の改訂。個人的に腹が立つのは
『公益および公の秩序を乱す行為をしない限り国民は『個人』として尊重される』
という文言。いったい何様なのだろうかと思う。別に政府に『許可』をいただいて生きていたくはないんですが。共謀罪と同じく、おそらく政府の恣意的な判断で罪人を決めていくつもりなのだろう。

⑤政教分離の緩和

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左にあるように、上は改正案、下が現行憲法。

現行では宗教団体が国政に関わることを禁じている一方、改正案では
「社会的儀礼・習俗的行為の範囲を超えないものについてはこの限りではない」
とちゃっかり公明党や幸福実現党、神社本庁などの国政介入を認めてしまっているのだ。


















⑥昨今問題視される『緊急事態条項の新設』
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これはご存じのように総理大臣が緊急事態と判断すれば、内閣に権力を集中させられる、最強のカードである。期間をいくらでも延長できるため、ほぼ無制限に独裁体制を築ける。歯止めとなる第三者機関がないためにこれを発動されると我々国民は止める術を持たない。よく例に挙げられるヒトラーと同様、かつてフィレンツェでもメディチ家がこの手法をとり、長く独裁体制を築いた。世界的にいっても珍しくないやり口なのである。

⑦そしてこれが重要。なんと「基本的人権」がない。
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現行憲法にある「侵すことのできない永久の権利」という条項そのものが削除されている。自民党の思い描く国家像がこれではっきりと浮かび上がる。彼らにとって臣民は国家に従い、殉じるべきもので、権利など無用と考えているのである。

安倍支持者たちは本当にこれでいいのだろうか。これからは「生きる権利」すら奪われてしまうというのに。「マイナンバー」などがこの前提で扱われた日には、それこそ人間が番号で呼ばれる日が来るだろう。

























⑧国民に憲法を遵守させる項目が加えられる。
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上が改正案、下が現行。
『憲法尊重擁護義務』なるものが付け加えられ、「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」と余計おせっかいが書かれている。

現行憲法すら守らない安倍さんが言うことですかね?
だけど自分が作った憲法は破ったら許さないよ、と。どこまで国民をなめくさっているのでしょうか。












































最後にこの改憲案起草メンバーを上げておく。彼らには絶対投票すべきではない。いくら安倍さんを批判していても、本音はこちらである。同意してサインしている時点で国民への背信行為である。
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これほど現行憲法と違うのに、「憲法改正」という狭い視野で論点を矮小化するメディアは万死に値する。大体現行憲法において「公務員は憲法を擁護する義務を負う」と書かれてあるのに平気で破る総理をなぜ批判しない。

そして「憲法を守れ!」という人々を「護憲派」なる言葉で勝手に括り、いかにも「そういう思想勢力」のように語るのはいかがなものか。現行憲法を守るのがまず筋であろうに。

メディアが政権の側にあるというのは事実なのかもしれない。

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