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2018年4月10日 (火)

旧優生保護法、のこと。医師「――仕方なかった」。問題に共通する日本の闇・軍部の思想 その2

前記事を書いていてふとよぎったことがあり、もう少しこの話題を考えてみたいと思う。


なぜ日本では優生思想がなくならず、それどころかアベ政権が黙認し続けているのか。


この間、障害者施設で起こった忌まわしい事件の犯人も、恥ずかしげもなく優生思想を語っていた。どうやらこの国には根強くそういった思想を持つ連中が絶えないらしい(といってもせいぜい7、80年も満たない歴史だが)。


それは一般で言われているように、弱者がより弱者を叩くためのツールだからだと思っていた。


しかし、よく考えてみるとそんな単純な話でもないことに思い至った。


西洋界隈では優生思想以前に、純血種というものに対する憧れと言うか、こだわりがあって、そのために時折、民族浄化などという、訳の分からない虐殺が起こる。


ヒトラーのユダヤ虐殺や、白系ロシアへの憧れは有名だ。金髪碧眼というものを至上と考える、いわゆる『白人至上主義』である。だから肌が黒いとか黄色いというのは「できそこない」であり、差別の対象になってしまう。


残念ながらこういった思想はまだ当分あり続けるだろう(トランプ政権とその支持者を見ながら)。


一方日本にはさすがに『金髪碧眼』はいないので差別の対象を他にさがすことになる。奴婢や、売買される娘や子どもを除けば、悲しいが、やはり障害をもつ子、となるのだろうか。


言うまでもなく、日本では長らく農耕で飯を食ってきた。村単位や一族単位で田畑を所有し、互いに分業し、子どもも大人も収穫時には総動員して労働を行った。水の管理も命綱なのでシビアに取り組んでいた。田んぼの水を抜かれたり取られないよう、夜間では交代で見張りをつけた。



そんな中、もし足や手が不自由で、指示を理解しない子がいたらどうするか。もちろん、その集落ごとに扱いは違っただろうが、大抵は足手まといだというレッテルを貼るだろう。その子に合った仕事を与えられるほどの知恵者が、いつもいたとは限らない。


ここに、差別思想に対する萌芽があった気がしてならない。農作業の役に立たない者は切り捨てる、という。


みんな同じでないと怖い、という心理も、ここから来ているような気がする。逆に言えば、みんなと同じにしない者は仲間でない、都合が悪い、邪魔である、ということでもある。


なるほど農作業を中心とした村社会では戦は起こりにくく、平和を好むかもしれない。しかし一方では、同列の同じ内容の仕事をこなせない者は共同体から弾き出される、という、冷酷な国民性も獲得してしまったのだ。


その最たるものが先の大戦の敗北である。しかも現政権は当時の指導者たちの思想をそのまま受け継ぎ、あまつさえその連中に担ぎ上げられた節もある。



村や町内の人間関係が固定し、互いに監視しあう閉ざされたコミュニティ。それは隠滅滅としたおぞましい風習を生み出すことになった。


昨今テレビで垂れ流される『日本スゲー』な番組たち。明らかにインタビューされている外国人出演者の口の動きの長さと、短い「さすが日本だと思ったよ」的なバイアスのかかった翻訳。


しかし、日本には他の国と同じく、決して〝ほめられない〟点だってある、ということをもっと理解すべきだと思う。自国のいい点と悪い点を知り、よりよくしていくことこそ、真に国を豊かにすることではないか、とおこがましいことを思った次第である。

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