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2017年11月15日 (水)

実録・オスプレイ事故過去最高会見 小野寺防衛相「訓練の頻度が上がっているため。機体の性能は優秀。円熟した形」無限ループの記者会見

 この間11月10日に開かれたオスプレイ事故率上昇会見。琉球新報に上がっていた会見全文を読むと、思わず笑ってしまった。なぜなら小野寺防衛相は米軍から与えられた情報からしか答えられず、言い回しを変えて何度も同じ答えを返していたのだ。これでは記者はイライラしたことだろう。

『会見全文/オスプレイ事故率過去最悪「訓練の頻度上げているのでは」/小野寺五典防衛相/閣議後会見(沖縄関係抜粋)』琉球新報 2017年11月10日 14:09 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-611421.html

●長くなるが、せっかくなので全文を要約してお送りする。小野寺防衛相の共通の表現については色を変えて強調してますので、どれだけ繰り返しているかがおわかりになると思われます。


※記者の言葉遣いはこちらが勝手に口語化している。①~⑦は事故率上昇に対する同じ意図の質問。


>小野寺防衛相 「事故率については機体以外の要因、操縦ミス、操作ミスなどで発生する事故もあることから目安の一つとして考えるということでございますが、この評価についてしっかり受け止める必要がある。

>「米海兵隊からはMV22オスプレイの機体の構造上の問題ではないとした上で、事故率が上昇した背景として、高度な能力を有するMV22オスプレイは最も過酷な飛行環境で運用されており、以前の航空機が従事することができなかった多くの任務に投入されているとの説明を受けております。米側には運航面で最大限の配慮をするように求めていきたい」

>―事故率について。米側に最大限の配慮とは?①

>「私から安全な運航についてマティス長官に求めた」

>―安全な運航とは?

>「具体例な事例は知りませんので、しっかりとした運航に務めて頂きたい」

>―オスプレイは機体の構造上、ミスしやすいため、厳しい訓練をしないといけない。だから事故率の上昇につながっているのではないのか? 結局安全な運航を求めたところで、訓練しないと練度あがらないでしょう。②

>「機体のその構造上という問題よりは、オスプレイの特性から従来の航空機が従事できなかった任務に投入できるということ。

 それだけ能力が高いということです。そういう能力を発揮するためには同じように訓練、練度を上げる必要があると思います。

 訓練は安全を確保しながら、十分時間をかけて練度を上げていくことが重要。それは米側も運用に気をつけるだろう」

>―通常、事故率は経年で下がっていくものだが、オスプレイの事故率は上がっている。米側の説明では最も過酷な飛行環境で運用していると。じゃあ今後も過酷な運用が続くんだから、なかなか下がらないのでは?③

>「オスプレイの導入から10年以上が経ち、すでに装備についてはしっかりある程度円熟した形。ただその分、新しい任務をさらに付与する訓練を行うんではないか。

 また今の安全保障環境が大変厳しい中、かなり米側も訓練の頻度を上げているのではないか。そういう中での発生した事例。安全な運航が基本、しっかり米側に対応して頂く」

>―厳しい安全保障環境の中で事故率上がっている?けど海兵隊全体では上がってない。オスプレイだけ上がっていることはどう考えるか④

>「厳しい安全保障環境でも事故はあってはならないことですので、安全な運航が基本。その中で、米側の説明からすれば通常の航空機では対応できないような任務においてもオスプレイは対応できる優秀な機体であること。そのことを踏まえた訓練であると思います。ただ、どのような訓練であっても安全に十分気をつけて対応することが大切だと思います」

>―オスプレイしかできない任務は導入から続いてると。ではなんで今になって事故率が上がったのか?⑤

>「導入時点でのまず訓練、そしてある程度導入が進んで航空機の能力が十分把握できた後の訓練はおそらく訓練の内容は変わってくると思います。

 米側からは説明においては従来の航空機には対応できない、そのような任務、対応する訓練があるということを説明受けていますので、そういうことに尽きると思います」

>―だからオスプレイの任務はずっと導入から変わってないんでしょ。安全保障環境が厳しくなっても海兵隊の事故率はオスプレイ以外上がっていない。論理的に説明して。⑥

>「ちょっとオスプレイ以外は上がってないかどうかは私は全体の数字を見てませんので、米側から説明受けている数字というのは・・・。

 具体的には2016年の海兵隊航空機全体の事故率が2・63、2017年が2・72と少しは上がってますが、オスプレイはかなり上がっているところだと思います。

 事故が続いているので、昨年確かクラスAの事故で、沖縄の昨年12月、ことしオーストラリアとシリアで続いたということが、この事故率に反映しているのでは」

>―ですから、四軍の航空機は全部厳しい任務やっていますが、なぜオスプレイだけ事故率が跳ね上がってるのかって聞いてるんです⑦

>「今、ご指摘があった内容については、私が運行者ではありませんので、その点について疑念があるのであれば米側に確認していただくことになると思います」

>―運行者ではないが、防衛大臣として、沖縄の基地であるとか、今度は陸上自衛隊も導入する。あなたは当事者でしょう?

>「米側の説明では高度な能力を有するオスプレイが最も過酷な運用環境で運用されており、以前の航空機が従事することができなかった多くの任務に投入されている。最近、そのような事例が多くなって言うということではないかと思います」

>―ほう。開発当時からオスプレイしかできない任務は続いている。

>「まあ、あの開発当時とある程度、機体が成熟した中で行う訓練というのは任務の内容も変わってきていると思いますし、また任務の内容というのは安全保障環境において、想定した形での訓練を行うことになると思いますので、安全保障環境が厳しくなれば、また訓練の練度も変わっていくと思います」



ここまで読まれた方ならお分かりと思うが、何度質問しても同じ内容の繰り返しで、小野寺が米軍にもらったピラ一枚の原稿をもとに会見に臨んでいるのがよくわかる。つまり小野寺は米軍に抗議するどころか、「オスプレイは優秀で、事故率上昇は操作ミスなどの人的ミス、機体自体に問題はない」というアメリカ側の言い分をテープレコーダーのように繰り返していただけなのである。

記者に「オスプレイ以外事故率上がってないだろ」と言われ、「数字が上がってない。米軍からそんな資料渡されてない」と答え、「何で上がってるの?」と再三問われた末に、さすがに同じセリフばかりだった思い至ったのか、「運行者じゃないから知らない」と本音を言ってしまった。

挙句に「当事者だろ?」と言われ「アメリカの説明では~」と会見冒頭と同じ説明を始める始末。一国の防衛大臣がアメリカの言いなりとは情けない。しかも豊富な資料でなく、アメリカから「この範囲内で言うように」と一方的な説明を受けて鵜呑みする有様。これで有事に自衛隊がどのような扱いを受けるか考えるまでもない。

この間のトランプ訪問でもわかったように、完全な属国なのだ。

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